12月議会、ブログ更新第3弾! ― 2015年12月15日 21時23分36秒
氾濫しそうな川に向かって避難???
目の前の川が氾濫しそうなのに、その川に向かって避難する・・・そんな場所に避難所が指定されていました。その地域では、その場所が最も安全と判断されていたからです。
吉川市は、どこまでも平坦な地域で、高台がない。だから洪水の想定にも河川近くの小学校を避難場所にするしか選択肢はなかったのかも知れません。
このことを教訓としなければならない、いくつかの事件が発生していました。
9月に襲ってきた、台風18号による集中豪雨の話です。
吉川小学校が避難場所に指定されていたのですが、中川の水位が危険水域に達した頃、避難勧告が発信されました。実際に吉川小学校に避難された方がいたのですが、そこに到着するまでに、不条理を感じたのではないかと思われるのです。
今回の一般質問で、このことを踏まえ市の姿勢を問いました。
質問:吉川小学校が、避難場所として指定されていたことについて、避難場所として課題があるのではないでしょうか?
市の答え:仮に中川が、氾濫するという危険が迫った場合には、校舎の2階に避難すればいいので、特に問題はないと考えています。
〇〇部長から、耳を疑う答弁が飛び出しましたが、思わず絶句です。
質問:河川が氾濫したわけではないのに、床上浸水が発生してしまった。その原因分析と河川への排水ポンプの能力に課題はなかったのでしょうか?
市の答え:床上浸水が発生したのは須賀榎戸地区だが、排水ポンプが1台で能力が追いついていない現状です。新たなポンプの設置、移動式ポンプの活用を検討し来年度にむけ予算要求を検討していきたいと考えています。
△△部長からは、比較的前向きな答弁をいただきました。
市長からは、新たな水路の整備、無蓋の水路の危険性、来年度に向け予算の確保ということにも目を向けていこうという意思を述べていただきました。
このテーマの質問では、今回の台風災害を教訓として、防災対策や関係するインフラ整備などについて、来年度に向け予算措置を大幅に拡大するよう要望して、締めくくりました。
コメント
_ 堤防がきれたら避難をあきらめる? ― 2015年12月16日 21時58分00秒
_ http://judyfogarly.hazblog.com ― 2017年06月11日 06時37分23秒
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平坦な吉川の市域では、「多くの場所で浸水し、多数の被災者が出る」と書いてある。 堤防が切れたら、避難は間に合わないので、原則として浸水が始まる前に避難を完了するということらしい。切れたら最後、避難する場所がないということ。
だから「中川が氾濫するという危険が迫った場合には、校舎の2階に逃げればいい。」という答弁になったのでしょう。
切れたら吉川市中には、逃げ場がないということ?
とすれば、避難対策は堤防強化以外ないというのでしょうか?
それではもう、思考停止・・・
濁流が、学校校舎を押し流すような災害が起きたらどうするんだろう?
防災計画・・もう少しきちんとした計画に見直す必要はないでしょうか?