9月の一般質問は、6月に続いて再度農業問題を取り上げました。吉川の農業をめぐる政策課題はまったなしの状況にあると考えるからです。農業の担い手の年齢は６０代～７０代となり、残された時間は少ないのです。
　そこで、あらたな農業のビジョンとなる人・農地プランの作成が求められています。人・農地プランは、簡単にいえば、田んぼを集めて大きな田んぼに整備し、大型機械による効率的な耕作を、農業生産法人などが一括して行えるようにすることがひとつ。さらに農地の貸し借りをスムーズにできる仕組みをつくることが計画の要であり、優れた農地プランを策定することによって、将来の吉川の農業の姿が見えてくるはずです。


9月議会の最重要議案は平成24年度吉川市の決算審査です。
　決算の概要をお知らせします。一般会計の歳出総額で見てみましょう。総額212億884万円で、前年平成23年度決算に比較して2億4,286万円の微増、率にして1.1%です。
　大きく変わったのは土木費と教育費の構成比で、土木費が▽７％に対し、教育費＋７％となっています。前年度までの吉川美南駅関連の支出減に対し、吉川美南小学校建設関連の支出が増となっているためです。 　歳出の3分の1は生活保護などの民生費で前年と同じ構成比、次いで教育費、土木費、総務費となっています。

以下は24年決算、23年決算円グラフ